第5章 高速落下ステージ


Lv300台になると落下速度は2Gから4Gまで速くなり、Lv400台になると5Gから3Gまで遅くなる。
Gについては第1章で述べたとおりだが、ブロックは回転しない状態で「フィールドの上端に接した状態から1フレーム分落下した場所」に現れるので、
2Gから5Gまでのブロックの軌道を表すと次のようになる。

2G 3G 4G 5G
もちろん上の図は、出現前にすでに横が溜まっていた状態での動きである。
溜めが遅れたり、落下速度が予想よりも速ければ、「引っかかってしまって届かない」といった事態が発生する。
更に20Gだとこうなる。
横溜めは出現前からできるが、横移動そのものには先行入力というものはない。1フレーム目は必ず真下に現れる。
左図は「水色ハマリ」という有名なハマリ形で、こうなると脱出は不可能。回転すれば空洞の上が3列になってしまい、余計に状況は悪化する。
したがって、落下速度が速い時には真ん中を高くしておいて、固定時間を利用してブロックを滑らせて移動させればいい。
これならどんなに落下が速くてもブロックを好きなところまでもっていくことができる。

具体的なつみ方については次章以降で。

 

● 固定時間リセット

ブロックを地形の上で滑らせるようになると頭に入れておかなければならないのが、「固定時間は段差を落とすとリセットされる」ということ。
(赤を立てた時に底辺が2段低くなる分については落下にならない。)
例えば固定時間が0.5秒で、接地後0.4秒経過した時に横移動させて落下を起こした場合、新たな接地から固定まで更に0.5秒かかることになる。これは落下を起こせる限り何度でもでき、落下速度が速い時に実際の固定までの時間を稼ぐことができる。
注意しなければならないのが、もう固定したと思って次のブロックの横溜めを始めたらまだ固定していなくて前のブロックを動かしてしまう「過去をいじる」という現象。
究極的には、下入れで強制固定させてしまえば防げるのだが、慣れないうちは横溜めを遅れ気味にして対応するのがいい。横溜め時間は固定時間よりかなり短めになっているので、出現と同時に溜め始めても間に合う。

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