第19章 シャドウスタッフロール(消えロール)


● 概要

・44秒でARIKAのロゴが現れ48.5秒で中央で止まり54.5秒でクリア。


基本は右端赤(4段消し)待ちだ。前章でも触れたが、細かい消しを頻繁に行うということは地形(地表)がめまぐるしく変わるということであり、覚えるのが大変。赤の機動力の点からも、4段消し狙いで積んだほうがかえって安全であると言えると思う。

● 開幕でリズムをつかむ

消えロールにおいては思考の大部分を「覚えること」に充てなければいけない。そのため、見えていれば下入れがガン ガンできるというプレーヤーであっても、覚えるという作業に慣れていなければ思考がついていかずに「スピードにやられる」ということもあり、それ故に速度 対策というものをしっかりしなければならない。特に開幕は地形が全消去されてまっさらになるため固定時間リセットが全く起こらないし、NEXTとの距離も 変わる、BGMも変わる、と、かなりの環境変化があるため、一時的にリズムを把握できていない状態でのプレイになると思う。ここで、覚えることばかりに気 をとられてリズムの把握を怠れば先はない。
ロールが始まる前にNEXT3つをよく見て初めの3ブロックは置き場所をしっかり決めておくこと。ブロックが「消える」かどうか気になって落下したブロッ クに視線を向けてしまうのはNG。消えたかどうかの確認はそれこそ視界の隅で十分だ。(これについてはシラセの開幕でなるべく下を見ずに積む練習をすると いいかもしれない)

● 右側回転置き

基本的には左の方からブロックを置いていくことが多いが、なるべく早く8・9列目を整地して右端赤待ちの形を確定してやることが大きなポイントだと思う。まず「→溜め←」は右側の地形を覚えていないと右端ではまって動かなくなるリスクがある。また赤以外のブロックは全て「(回転させずに)→→→」で右端1列が空く状態になるが、段差を落とせる事がわかってないと危ない。
そこでおすすめなのが
紫・水色・オレンジ・赤の回転置き(今勝手に作った用語で要は第11章の操作最適化とやることは同じ。)で、この操作の注目すべき点は、「端まで持っていければ(オレンジの場合は3回転させたほうが有効。)そこから回転できない地形というのは実際のプレイではほぼ存在しない。必ず回せる。 言い換えれば決して右端を塞ぐことなく置くことができる」ということだ。これを有効利用しないてはない。「右側の地形を正確には覚えていないが、寝かせて 右まで持っていけることは判る」という場合は結構あるし、先のことを考える時間的余裕が増す。基本的にはNEXT3つを見ることが大前提だが、現実問題と して消えロールではブロックが思い通りに動いたかどうか見届けなければならないことも多々あり(もちろんその後すぐに視線を戻すこと)、それを省略できる ことの意味は大きい。
「→→」+赤立て、「→」+2列幅の回転置きというパターンも覚えておくと、地盤の作り直しの時等に力を発揮する。

● 赤を出し惜しみしない

積むにあたって「覚えやすさ」という優先度の高い事項がある消えロールでは、第17章で 紹介したNEXTとHOLDの2択という考えが非常に力になる。HOLDはどんどん使うべきだと思う。特に赤をHOLDに入れっぱなしにしておくのはもっ たいない。消えロールでは赤が足りなくなるということはあまりなく、むしろ過剰供給で邪魔になってしまうことのほうが多いのではないか思う。なので、赤を 置ける場所があればHOLDしてる赤を遠慮なく引っぱりだすという気でいた方がよいと思う。(地形をある程度高く積み上げてテトリス穴が深いという場合は 別だが)

● 消えないかもしれないという警戒心を持つ

ラインが消えると思ってブロックを設置した時に、思わぬ場所に空洞があったために消えないということがあるとパ ニックの元になる。特に、妥協置きしながら整地→その上に綺麗に積み上げる→赤を右端へ入れた、という場合に、妥協置きのことを既に忘れていて、「綺麗に 積んでたのになぜ?」ということにならないように。消えないと思っていたものが消えても次の操作を一瞬遅らせるだけで割と簡単に対応できるが、消えると 思って消えないと、予想よりも早く次のブロックが落ちてくることになりゴゴゴる原因になる。


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