第14章 デスm


● デスモード概要

・Lv100まではマスターモード700台と同程度。ただし横溜め時間がやや長い。
・Lv100台はマスターモード800台より速い。
・Lv200台はマスターモード900台より遅い。
・Lv300台はマスターモード900台より速い。
・Lv400台は300台より速い。
・Lv500〜は400台より速い。

・Lv500で3分25秒を超えていると、そこでスタッフロールが流れて終了となる。これを、「とりあえずカンスト」を略して「とりカン」と呼ぶ。
・Lv500通過でmランク、Lv999到達でGmランクとなる。
・下入れの使い回しは最初からできない。

 

● IRSの使いまわし

Lv300以降はAREが極端に短くなるため、単に展開が速いというだけでなく、IRSの入力タイミングがシビアになってくる。
早くボタンを押そうとすれば、まだ前のブロックが固定していなくて「過去をいじって」しまうこともある。
このような事を防ぐため、「IRSは使いまわすことができる(あるブロックを回転した時にそのボタンを押しっぱなしにしておけばそのまま次のブロックのIRSの入力として有効になる)」という性質を利用すると便利なことがある。
つまり「ボタンを押すかどうか」を考えるのではなく「ボタンを離すかどうか」と考えるわけだ。「ボタンを離す」ということは、それによってブロックに変化はないのだから、過去をいじる心配がない。
ボタンを押した状態が基本体勢になるため、慣れるまでは違和感があるし、回転方向が限定されててすんなり使いまわせないといった場合もあるが、それなりに実用性のあるテクニックであると思う。


図の例では、
・黄色がNEXTに見えた時点で赤待ちができることがわかるので、とりあえず気づき次第A(どのボタンでも良いが)を押しておく。
・次のオレンジは裏返すので、出現したら押してるAを離してもう一回Aを押し、押しっぱなしにする。
・次の紫は、もう一度Aを押しなおしてもよいし、僕の場合はA→Bという流れの方が動きのイメージからわかりやすいのでそうしている。
・こうして常にボタンが押された状態で次のブロックへバトンタッチすれば、赤のIRSが必ず成功する。

 

● 「とり溜め」による削りと妥協置き

Lv500で3分25秒を切るには、Lv300を2分5秒以内に通過しなければ厳しくなる。
Lv300以後も下入れができれば別だが、レベルストップによるロスなども考えるとできれば2分以内に通過したいところ。
しかしデスモードの序盤はマスターモードの終盤と比べてブロックが重めになっており、溜め遅れによるロスが出やすい。

そこで、第11章で紹介した「とり溜め」が有効になってくる。(元々はデスの序盤でのタイムの伸び悩みを解消するために思いついた)
しかも、なるべく4段消しをキープしなければならないTGMと異なり、とにかく速く落としさえすればよいデスでは、左だけでなく右への溜めも使える。
特に、右2〜3列が開いた右下がりの地形ができた場合、連続して右に放り込むことができれば協力。
削りのパターンがどれだけ身についているかがポイント。

TGMの場合は地形を綺麗に保つため、とりあえず溜めても臨機応変に操作を変更して積まなければならないが、
デスの場合は溜めをより優先的に活かした積みの選択肢をとることができる。コンコンをほとんど使わないということも可能。
更に、空洞を作ってでも操作速度や地形の平坦さを優先させるという方法もある。「簡単に掘り返せる空洞の作り方」を覚えると便利。
ブロックを寝かせてかぶせるようにするのがポイント。いろいろなパターンを試してみよう。

 

● 横溜めの使いまわし

とりカンが安定してできるようになり、デスmを目指すレベルになるとLv300台で下入れをするか迷う時がある。
AREが極端に短いために、下手に下を入れるととんでもない速さになってしまって判断が追いつかなくなるし、
入れずにやると300台は結構遅く感じることがある。それでも過去をいじらないように気をつけていると溜め遅れによるロスが累積し、
ちょっとレベルストップしたらもう間に合わない、なんてことにもなる。

そんな時には横溜めを使いまわすという方法がある。
要は、とり溜めの下入れを行わないバージョンなのだが、図の水色や赤のように横移動をしない場合でも横を入れっぱなしにしておくことができるのが特徴。
もちろん左だけでなく、右へまとめてブロックを送る時にも有効なわけだが、ポイントは「いつ切り返すか」。図の黄色ように逆に切り返して壁にぶつけることができれば、過去をいじる心配なく溜め遅れ0を実現できる。

当然ではあるが、溜め遅れがなくなるということはそれだけ通常よりも早いピッチでブロックが落ちてくるということであり、特に400台ともなればかなりの 判断速度が要求されるため、あまり連続してやるのは危険だ。はじめは2、3ブロックくらい繋げて様子を見よう。

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